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生理ってどうすればいい?

2019年4月29日

こんにちは。
別記事にておすすめする生理用品(月経カップ)についてまとめたのですが、それより先に生理って何?!で困っている方向けにこの記事を書きます。
医学的に正確かどうかは一旦おいて、緊急的に遭遇している方向けの記事です。(主に男性か初めて生理を迎えた方向け)
※以下の記事では生理中の状態、特に不快感をともなうものについて症状と述べています。病気ではありませんが、治るものでもなく避けられるものでもないのである意味では病気より面倒で辛いものです。

生理って何?どんな症状?

陰部から血液=経血が流れ落ちてくるものです。概ねの周期的に発生し月に1回程度ですが、ストレスなどの影響で月に2回以上になったり、2ヵ月以上の間隔があいてしまったりと不安定で、通常の状態で正確な予測は不可能です。(処方薬によってある程度コントロールすることが可能ですが体質によっては処方を受けることができません)
経血量についてもコントロールは不可能です。日本国内では生理用品として経血を吸収処理するものが販売・使用されています。(薬事法第42条第2項の規定に基づいて発行されている生理処理用品基準)
概ね1週間ほどの期間続きますが、その間の症状はまず一定しませんし、個人差どころか、同じ人であっても1回ごとの症状が違います。
慣れてきた人、通常の時と体調の落差が激しい人はなんとなくそろそろ生理になりそうだと分かるのですが、突然なった、としか言いようのない場合も多々あります。
生理が始まったかどうかは、一般的に下着(あるいは生理用品)に経血が付着しているかどうかで確認するほかにありません。
月経が始まったばかりであれば経血量や生理痛が少ない場合もあり、朝起きてみたら始まっていた、仕事中に始まっていた、など判然としない場合から生理痛が先にきてお手洗いに駆け込んでみたら始まっていたという場合なども散見されます。
また、年齢的に初めて~数年間は周期が安定しなかったり、1週間も続かずに経血が止まったり、そもそもの経血量も非常に少なくて下着が薄っすら茶色く汚れている程度だったりと非常に不安定です。体の方も慣れようとしているのかもしれませんが、だったらまだ始めなくてもいいじゃないかと思いますよね…・…。

☆どんなことが起きているのかイメージ

現象自体が詳しく知りたいのであればWikiや保険体育的の教科書を参照いただきたいのですが、イメージとしては「体の内側にできたカサブタを、月に1度誰かに無理やり剥がされている」イメージです。
カサブタの下の怪我が治りきっていればカサブタが剥がされても綺麗に剥がれるし、痛くないのですが、治っていないときに剥がされると強烈に痛いです。そして、痛くなくても自分の意志とは関係なく無理やりカサブタを剥がされるので気分もよくないし、剥がれたカサブタは何故か処理を任されてしまう……そんな感じです。とにかく理不尽です。なりたくてなっているわけではありません。しかし、健康な女性であれば訪れてしまう&来ないのであれば病気や体調不良の可能性に直結してしまう本当にどうしようもないものなのです。

生理痛ってそんなに辛い?

辛いか辛くないかは個人差と、その時々での体調やストレス状態に大きく左右されます。全然痛くない人や、普段は痛くてもたまに痛みが軽いことがある、など振れ幅が大きいです。
出産時の痛みに耐えられるような練習を兼ねているのではないかと言われているのですが、その出産時の痛みを男性が体験しようとすると痛みで死んでしまうことがある、だとか、生理痛を体験する実験に参加した女性は耐えられるのに男性が軒並み根を挙げてしまう結果になったそうです。(実験とはまた別のものですが生理を体験してみた男性の動画はこちら
生理痛が酷い場合、痛みによる吐き気や頭痛、貧血を伴ってしまい、倒れて救急搬送されてしまうこともままあります。
そもそも鎮痛剤を使わなければならないような痛みが月に1回発生するというのは普通に考えて辛いことだと思います。鎮痛剤の効能に生理痛に、と書いてバンバンCMしていますが、それだけ必要とされているのは痛いと思う人が多い&痛くても大人しく休んでいられない状況なんでしょうね。
自分ではどうしようもないのに手間がかかったり、痛かったり体調が悪くなっているので気持ちも不安定になりがちです。
イライラしている、などの諸症状はどちらかと言えば月経の最中ではなく、月経直前の症状であることが多いのでよく言われる「そんなイライラして、生理か~?」という指摘は基本的に外れています。外れているので余計にイライラしてしまうというパターンがあります。(今の時代でも言ってくる人がいるんですよね)
正直、月経中は病気ではないだけで体調は最悪と言っていい状態にあるので休んだ方が絶対に良いと思うのですが・・・・・・。

辛い時の対処法

項目を作っておいてなんですが、痛みや辛さがその時々で違うため、完璧な対処法は存在しません。個人的におすすめする&おすすめしたい対処法を載せます。
当人だけでなく、身近に辛そうな方がいる場合にも参考にしていただければと思います。

痛みはそれほどでもない時

それほど痛くない、と本人の自己申告があったとしても常にちょっと痛い、という状態は結局負担であることに間違いありません。
ただ、慣れてきてしまっていて普段通りに動ける、ということで普段通り過ごす人が多いです。もし気が付けたのであれば立ったり座ったりを繰り返させないように物を取ってあげたりできればいいですね。
実はこれから辛くなっていくという状態にある場合もあります。鎮痛剤はあまり痛くないうちに飲む方がいいので勧めてみるのもいいでしょう。
基本的には静かにじっとしている方が楽です。

痛みが強いとき

鎮痛剤を飲みます。身も蓋もないですが、本当にどうしようもないので飲みましょう。あまりにも痛い場合は鎮痛剤が効き辛いことがあります。痛みが本格化する前に薬が飲めるのが一番いいです。
鎮痛剤は一般に食後に飲むのですが、これは胃の粘膜に優しくない成分が入っているためです。しかし背に腹は代えられないので空腹時でも必要なら飲みましょう。多めの水と一緒に飲んだ方が効きが良いです。
また、季節や個人差もあると思いますが、湯たんぽなどで腹部や腰を温めると痛みが和らぎます。ご家族に生理痛に苦しむ方がいましたら湯たんぽを渡して静かに休ませてあげましょう。

あまりにも痛みが酷い場合

あまりにも痛みが酷く、続く場合は頭痛や吐き気などを伴う場合があります。吐き気があるなら吐いてしまって、意図的に体力を消耗して寝てしまうのも手です。(吐いた後で鎮痛剤を飲みます)経血量が多くて貧血を伴う場合などは体の保温にも気を使いましょう。
痛みで冷や汗をかいているだとか、痙攣を始めた、など明らかに異常な場合は#7119(#7119に電話、もしくは#7119をネットで検索)で救急車を呼ぶべきか相談できます。
救急搬送されるようなレベルだったり、そこまでではなくても毎回あまりにも辛い(辛そう)な場合には婦人科の受診をお勧めします。
何かの病気だったり、病気でなくてもストレスなどであまりにも生理痛が酷い・経血が多い場合には低用量ピルを使用して症状を軽減できる場合があります。黙って耐えていてもよくなりません。ストレスが原因の場合、ストレスの元が絶てれば一気に軽減できる可能性がありますが、元が絶てないからストレスになっている場合がほとんどでしょう。気温の暑い寒いもストレスになります。

☆生理かそうでないかわからないけど辛そうな時

平成世代ではまだまだ教育的なところが至らないためか、日本人の気質が悪いのか(私もそうなのですが)、生理だというと同い年のクラスメイトに囃し立てられたり、体育の授業を休むと狡いと言われたりだとかした下地があるせいなのか、なんとなく人に生理だとは言い辛いです。
で、言われないし細かいことが分からないからなのか男性方も口にし辛そうですよね。過去に囃し立ててきた方には是非豆腐の角に頭ぶつけてほしいものですが、職場などで具合悪そうにしている女性を見てどう聞けばいいのかもわからない、でも放っておくのは気が咎める、ではどう聞けばいいか。
「胃薬いる?それとも頭痛薬?」あたりが無難でしょうか。両方の薬を持っておく必要がありますが、ソフトでいいと思います。薬を差し出した後(あるいは既に服薬済みだった場合)に職場であれば帰宅を勧めてみるのもいいでしょう。
色覚を感じる細胞(錐体細胞)が少ない男性から見て顔色などが悪く辛そうに見えるときは相当辛いと思って間違いないです。女性は錐体細胞の数が多く色の変化に敏感なのでもっと早い段階で気が付ける場合があります。「顔色悪くない?大丈夫?」というような会話が聞こえたら女性同士の馴れ合いだとか軽視せずに便乗して帰宅を勧めてあげましょう。

総括

とにかく鎮痛剤は早めに飲む、あまりに酷い場合は婦人科を受信する。周りの人は無理をさせない。基本的には静かに横になって休めるのがいい。ということでした。
どうにも言い出し辛い今の風潮がもう少しどうにかなればいいのですがね。

実は男性にも生理があるのではないか、ということで論文が出たりもしていますが、女性のそれほど不快でも辛いものでも、常になにがしかのケアが必要なものではないようです。
とりあえず男子諸君、生理について囃し立てるのは本当に辞めてほしい。そうやって囃し立てられたから、辛い思いをしていても言い出すのが恥ずかしくなっちゃって、辛いまま1人で耐えて大人になって、母親になって産んだ子供が君なんだ。私は正直、男の子を生みたくないと思ったよ。何のためにしたくもない辛い思いをしているのか知ろうともしないで囃し立てるようないきものを生みたくなかった。
どうか、この記事が誰かの役に立ってくれますように。